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今月読んだ本 [本]


対決の刻 上 (1) (講談社文庫 く 52-5)対決の刻 下 (3) (講談社文庫 く 52-6)

対決の刻(上下)
ジェフリー・ディーバー 著

おばのトレーラーハウスに身をよせる前科あり、職なしの美女ミッキーは、
隣のトレーラーハウスに住む
自称ミュータントの左手、左足に障害をもつレニエラに出会う。
始めは、レニエラの言う事が信じられなかったミッキーだったが、
次第にレニエラの身の上が心配になり、行動を始める。
敵に追われる謎の少年カーティスは、オールド・イェラーと名づけた犬と共に
逃亡を続けていた。
やがて、カーティスはエイリアンの存在を信じる美人姉妹と出会い、旅をする事となる。

下巻はラストに向けてスピード感のある展開が続くが、
上巻はどうにも話の展開がゆるく、もう少しコンパクトにまとめても良かったのではないかと
思うのだが・・・。



死神の精度 (文春文庫 (い70-1))

死神の精度
伊坂幸太郎 著

死ぬ予定の人間を7日間調査し、
「可」であるか「見送り」であるかを判断する死神が主人公の短編集。

最後まで読んで、「やられた」と思ってしまった。
伊坂作品は、登場人物がリンクする事が多いのだが、
ここでかぁ~と感動してしまった。

仕事にくると、いつも雨が降り、晴天を見たことが無い。
人間界にいて時間が出来ると、CDショップの視聴コーナーで
ジャンルを問わず音楽を聴く、音楽を聴くために少しでも長く人間界にいようとする。
会話の言い回しや言葉の意味が理解できず、妙な返答や質問をしてしまう。
などの死神の設定がおもしろい。

この本も映画http://www.shinigaminoseido.jp/になり、3月22日から公開されている。
主演は金城武。



アルテミス・ファウル北極の事件簿 (角川文庫 コ 17-2)

アルテミス・ファウル 北極の事件簿
オーエン・コルファー 著

ファウルシリーズの2作目。
地下にある妖精の世界に異変が起きていた。
ゴブリン達が大量の武器を集め、その燃料が乾電池である事から、
妖精達は、ファウルが関わっているのではないかと考え、
ファウルを妖精界に連れてきて、事情聴取を行った。
しかし、ファウルが関わっていない事が分かると、
ゴブリン達に乾電池を渡している人間を探す事を依頼する。
見返りとして、ファウルはロシアンマフィアに囚われている父親の救出を手伝う事を要求した。

今回のファウルは、策略を練るために頭を使うだけでなく、体を張った活躍をみせる。

この作品も映画化されるようだ。



ティファニーで朝食を

ティファニーで朝食を
トルーマン・カポーティ 著

オードリー・ヘップバーンが主演で映画化されたことでも有名な作品。
村上春樹による新訳。

今まで小説も読んだ事がなければ、映画も見たことがなかったので、
新訳と言われても比較する事が出来ない。
が、こういう古典となりつつある作品が新しい訳で発表されるのは良い事だと思う。

表題の「ティファニーで朝食を」の他に
「花盛りの家」
「ダイアモンドのギター」
「クリスマスの思い出」
の3編の短編が収録されている。
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