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今月読んだ本 [本]


ドラゴンがいっぱい!―アゴールニン家の遺産相続奮闘記 (ハヤカワ文庫 FT ウ 4-1)

ドラゴンがいっぱい! -アゴールニン家の遺産相続奮闘記-
ジョー・ウォルトン 著

「アゴールニンズ」を改題して文庫化されたのが本書。

ティアマト国でアゴールニン啖爵が臨終の瞬間を迎えていた。
遺言により遺産の分配が決められていたが、
長女の夫デウラク士爵が取り決め以上に遺骸を食べてしまった。
ドラゴンの世界では、同属を食べて大きく成長するのだ。
その事に腹を立てた次男のエイヴァンは裁判を起こすことにした。

そこに次女、三女の恋愛話がからみ、裁判は一体どうなるのか、
それぞれの恋愛はどうなるのかと思わせながら、話は進んでいく。

大団円は、見事にうまく収まっていて良かったねって感じ。


孔雀狂想曲 (集英社文庫)

孔雀狂想曲
北森 鴻 著

宇佐見陶子シリーズでおなじみの北森鴻です。

これは、陶子シリーズにも度々登場する
「雅蘭堂」の主 越名集治が主人公の短編集。

「雅蘭堂」は土地柄なのか、あまりお客の来ない骨董屋である。
また、骨董屋という割りに、ジッポのライターやアンディウォーホールのオリジナルポスター、
ジャンクカメラなどを売っていたりする。

そんな「雅蘭堂」に集まった物たちが犯罪を呼びこんだり、
理屈の通じない兄によって詐欺に巻き込まれそうになったりして
「雅蘭堂」の主 越名集治は、謎を解明する役割をこなす事となるのである。

宇佐見陶子シリーズより、軽く温かみがある感じがするのは、
越名集治という主人公の設定の為か、
短篇であるという利点なのか、
とにかく楽しく読むことが出来る。


危ない夏のコーヒー・カクテル [コクと深みの名推理] (ランダムハウス講談社 コ 2-4 コクと深みの名推理 4)

危ない夏のコーヒー・カクテル コクと深みの名推理 4
クレオ・コイル 著

クレア・コージーの4作目
今回、クレアは高級リゾートで出張バリスタを勤めている。
その出張バリスタを勤めるレストランのオーナー宅では、
カクテルパーティーが開かれていた。
そこのバスルームで、同じくスタッフとして働いていた男性が殺された。
クレアは、その男性はオーナーと間違われて殺されたのではないと考え、
独自に調査を始める。
オーナーも警察も間違われた殺人だと言うことを認めずにいたが、
別のパーティーで、アレルギー物質を接種させられ、中毒症状に襲われていたところを、
クレアに病院に運ばれ命を取り留める。

オーナーが狙われていると確信したクレアは、探偵顔負けの調査を始める。

今回は、高級リゾート地が舞台であるので、ひと夏の恋も盛り込まれてる。
もちろん、フラッペやケーキなど夏向きのレシピも載っている。
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