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今月読んだ本 [本]


終末のフール (集英社文庫)

終末のフール
伊坂幸太郎 著

小惑星が8年後地球に衝突すると発表され、衝突まで後3年となった世界の人々の話。
「終末のフール」「太陽のシール」「籠城のビール」「冬眠のガール」
「鋼鉄のウール」「天体のヨール」「演劇のオール」「深海のポール」と
それぞれ主人公の異なる短編が収められている。

社会は、世界の終わりを宣言されて、安全な場所を求めて逃げだす人、自殺する人、
食料を得るために人や商店を襲う人々で、大混乱をきたした。
その混乱も落ち着き始めたようにみえる中で、
混乱を生き延びたそれぞれの主人公が困惑、葛藤、希望を見せてくれる。

また、設定がすべて同じ仙台の町なので、
「さっきちょっこっと出てきたあの人が今度は主人公なのね」といった感じで、
読み進んでいける。


とても面白かった。




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